入手困難になったほどの人気だったEX-ZERO。フォルムは1980年代に登場したSHOEIのEXシリーズにインスパイアされたシェルデザインです。
全体に丸みを帯びていて、顎先はやや突き出した通気性のあるフィルターが採用されています。
ビンテージオフロードスタイルになっていますが、ストリートのヘルメットとしてもカッコイイデザイン。インナーシールドついていてワンタッチで操作できます。デザインだけではなく機能性の高さもさすがSHOEIです。鼻が出るように設計されているので、すき間から風が入ってきます。冬場だと別途マスクが必要になるでしょう。
乗るバイクによってはインナーシールドではなくゴーグルもいいかもしれません。普通のフルフェイスと違って開放感があり、まるでジェットヘルメットのようです。
カラーバリエーションは全7種類で販売されています。気になる価格は38,000円と決して安くはありませんが、一般的なヘルメットと同等の価格帯といえるでしょう。
特別カラーのTC-2は46,000円で販売されています。
かぶり心地
長時間かぶっても問題なく、さすが国産メーカーといえるでしょう。海外のヘルメットだと頭の形があわないことが多いのですが、EX-ZEROはそのようなことはありません。内装は柔らかい起毛素材になっているので触り心地がよく、フィット感があります。
重さはとても軽いです。フルフェイスなので重さは期待できないものと思っていたので、良かった点の一つです。
安全性
JIS規格を取得しSHOEIらしく高い安全性です。さらに近年のSHOEIモデルに採用されているE.Q.R.S(Emergency Quick Release System)があります。
これは万が一の際、自力でヘルメットを脱げない場合に、第三者の手で脱がすことができる機能です。「EMERGENCY USE ONLY」と書かれている部分を引くことで頭部を固定するチークパッドを除去する仕組みになっています。メーカーは緊急時以外の使用はしないように注意書きがあります。
EX-ZEROにあうバイク
カワサキW800やZ900RS、ホンダCB1100、ヤマハXSRシリーズなどストリートファイタースタイルとの相性は抜群ですが、オフロードやアドベンチャーバイクにもにあうでしょう。
ネオクラシック感もあるので大型のネイキッドやカフェレーサーにもおすすめです。フルカウルを除けばどんなバイクにもぴったりだと思います。